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旅先から両親を視てみる

昭和時代のモーレツ社員であった父と、昔風の気質であった母。会社での父の職位がひと段落した時、初めて夫婦で海外旅行に出かけました。行き先はシンガポール。3泊4日、ツアーガイド付きの旅立ったのですが、その後、機会があるごとに母は私にシンガポールでの思い出を語っていました。仕事一筋だった父からの思いがけないプレゼントだったからでしょう、いつもうれしそうに話していたのを覚えています。

その後、私も社会人となり、自分の稼ぎで海外旅行に行ける身分となり、いくつかの国を回ってみました。シンガポールにも行きましたが、そのうち、第3国へ行く際のゲートウェイ、という位置づけになって行きました。

    自分自身が父と母の始めての海外旅行渡航時の年齢に近づいてきて、また、職場での立場、業績が父と同じような状況にも近づきつつある最近、ふと、シンガポールに行ってみたいと思うようになりました。

    改めて、父と母の当時のものの見方に近づいた視点で、この街を見て回る。

    きっと、今までの経験の延長線上ではない、何か違った見え方があるのではないか、と思っています。

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